家づくりコラム

耐震等級3だと地震保険料も半額!地震に強い家づくりなら注文住宅がおすすめな理由

こんにちは!埼玉県鴻巣市の一級建築士事務所「佐藤ホーム」のブログ編集部です。

 

地震大国である日本。住宅の地震対策に取り組むことは、もはや地域を問わず必要不可欠となっています。

 

もし、これから注文住宅を建てるなら、万が一大きな地震がきても倒壊しにくいよう家づくりにもこだわりたいところです。

 

そこで今回は、地震対策をしっかり行なっている耐震性の高い「低燃費住宅」の魅力についてご紹介します!

 

 

震度6~7の地震にも耐えられる!耐震等級3の建物

 

耐震等級とは、建物の強度を表す指標のこと。耐震等級1〜3の3段階に分かれていて、現在は耐震等級3が一番強度の高いランクとされています。

 

耐震等級3は耐震等級1の1.5倍の耐震性能で、震度6~7の地震がきた場合でも軽い補修程度で住み続けられるレベル。例えば、警察署や消防署など防災の拠点となっている建物は、耐震等級3になっています。

 

耐震等級3の耐震性については、実際のデータもあります。平成28年4月に起きた熊本地震では、震度7の地震を2度観測。しかし、耐震等級3で設計された建物は、ほぼ無被害または軽微な被害状況であったとして、近年専門家の間でも注目されています。

 

低燃費住宅では、耐震等級3を標準に設定。壁や床・屋根・柱・梁など随所を強化して、地震に強い家づくりを心掛けています。

 

しかし、耐震等級は住宅を建てる方が決めるもの。地震対策を考えて耐震等級3を標準としていますが、一部多雪地域やお客様の間取りのご要望などによって、耐震等級3未満とする場合もありますので、もし気になる際はお気軽にお問い合わせください。

 

 

<補足>耐震等級3にすると地震保険が半額になる!

 

耐震等級3にすることのメリットは、住宅が倒壊しにくくなるという点だけではありません。

 

地震保険には、耐震等級3の場合、なんと保険料が50%オフになる割引があるのです!

 

耐震等級による割引は、等級1の場合10%オフ、等級2の場合30%オフ、等級3の場合50%オフと、それぞれ割引率が異なります。

 

日本各地にて大型地震が頻繁に発生している今、住宅を建てる際に地震保険に加入することはもはや必須事項。地震保険料は継続的に支払い続けなければならないため、保険料が半額になると家計の負担も大きく減るでしょう。

 

 

シロアリによる被害を防ぐ“緑の柱”

低燃費住宅では、シロアリによる被害を防ぐ対策も行なっています。

 

日本は地震の発生率が高いだけでなく、気候による温度差が激しく湿度も高いため、結露により腐れやカビが発生しやすいのも特徴です。

 

結露などによって腐った木材は、シロアリの大好物。シロアリが壁の中に発生すると、住宅を支える柱を食い荒らされて中が空洞になってしまったり、穴だらけの状態になってしまうことも。柱自体が脆くなってしまい、地震が発生した際に家が倒壊する可能性が高まります。

 

実際、過去に起こった地震で倒壊した家を調査したところ、家の柱がシロアリ被害にあっていたというケースもあるといいます。

 

低燃費住宅では、そんなシロアリによる被害を防ぐために木材の中に防蟻・防腐剤を注入した“緑の柱”を使用。一般的な柱は表面にだけ防蟻処理の塗料を塗っていますが、緑の柱は工場の加圧タンクで圧力をかけて、木材の奥までしっかり薬剤を浸透させています。そのため薬剤が木材の中に固定され、長期にわたって腐りにくく高い耐久性を発揮するのです。

 

※シロアリ対策に関する詳細は下記をご参照ください。

新築なのにシロアリが発生して家が倒壊…を未然に防ぐ方法

 

 

マイホームを建てるなら、長寿命の住宅にしよう!

せっかく念願のマイホームを建てたとしても、倒壊しやすい住宅では元も子もありません。住宅を建てるとなると、どうしても見た目や価格に目がいきがちですが、耐震性にもしっかりこだわって長寿命の住宅を建てましょう。家づくりの段階から耐震性にこだわっていれば、後々のメンテナンス費用も節約できますよ。