家づくりコラム
すきま風の侵入を防ぐ。高気密な家づくり“低燃費住宅”とは
こんにちは!埼玉県鴻巣市の一級建築士事務所「佐藤ホーム」のブログ編集部です。
日に日に寒さが厳しくなる今日この頃。秋から冬にかけては、窓から入り込む冷たいすきま風にお悩みの方も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、すきま風の侵入を防いでくれる気密性の高い家づくり“低燃費住宅”の魅力についてご紹介します!
すきま風はどこから入ってくる?
すきま風とは、その名の通り隙間から入ってくる風のこと。すきま風というと木造の古い日本家屋をイメージする方も多いかと思いますが、近年につくられた住宅でもすきま風が侵入してしまうことはあります。
すきま風が侵入する場所は様々。窓やドアの隙間、壁と床の隙間、天井と壁の隙間……etc。
例え窓やドアをしっかり閉めている状態でも、住宅を構築する建材と建材のつなぎ目から風が入り込んでしまうこともあるのです。
また、新築のときにはすきま風が侵入していなくても、建築してから10年以上経過すると窓枠や建物自体が歪んで、その場所からすきま風が侵入してしまうこともあります。
健康面や経済面にも影響が出る!?
すきま風が入ってくると快適性が損なわれるだけでなく、せっかく暖房器具で温めた室内の温度が下がってしまう可能性も!そうなると、風邪などの病気を患うリスクも高まりますし、過剰に暖房器具を稼働させることで電気代が嵩んでしまうこともあります。
健康面にとっても経済面にとっても、すきま風対策は必須事項といって過言ではないでしょう。
“低燃費住宅”ですきま風の侵入を防ぐ家づくりのポイント2点
佐藤ホームが積極的に提供している家づくり「低燃費住宅」は、もともとすきま風が侵入しにくいつくりになっているので安心!すきま風の対策アイテムなどを使用しなくても一年中快適に過ごすことができます。
「低燃費住宅」の気密性を高めているポイントは、主に以下の2つです。
■窓にはトリプルガラスと気密テープを使用
低燃費住宅には、ガラスが三重になった気密性と断熱性の高いトリプルガラスを標準装備。サッシを取り付ける際、気密テープも使用しているので、すきま風が入り込みにくくなっています。
外からのすきま風が入りにくいため、砂や埃が入り込みにくいのも魅力。実際に低燃費住宅に引っ越した方から、「すきま風が入り込みにくいからサッシが汚れにくくなり、お掃除が楽になった!」という声も寄せられています。
■壁にはダブル断熱材を、屋根にはセルロースファイバーを使用
低燃費住宅の壁には、一般的な住宅の2倍以上の量の断熱材を使用。充填断熱と外バリ断熱の両方を合わせて計185mmもの厚みになっています。
また屋根の断熱材には、断熱性や調湿性に優れたセルロースファイバーを採用。一般的な住宅に使われている断熱材の2倍以上の量を使用しています。セルロースファイバーは従来の断熱材のように敷き詰める工法ではなく、専用のマシンを使って吹き込んでいるので継ぎ目がなく隙間ができません。
参照:調湿・吸音性能あり!木質繊維断熱材セルロースファイバーとは
このように、低燃費住宅は気密性を高めるために様々な工夫を凝らしているため、隙間面積を示すC値の平均は日本のハウスメーカーでトップクラスの0.2cm²/m²となっています。(2018年2月現在。大手ハウスメーカーHP調べ)
C値とは、気密性能の指標のこと。気密測定士が専用の測定器で建物の隙間の大きさを測定し、測定した隙間の面積を建物の面積で割った数字がC値となります。例えば、C値5.0cm²/m²であれば、1m²に5.0cm²の穴が空いている状態を指します。
つまり、C値は数値が小さいほど気密性が高いということです。そして、低燃費住宅は設計にこだわったり熟練の職人が丁寧に作業を行なったりすることで、竣工時のC値0.2cm²/m²を維持できるようにつくられています。
≪気密検査の様子≫
埼玉県で高気密の注文住宅を建てるなら「佐藤ホーム」へ!
今回ご紹介した低燃費住宅には、気密性が高いだけでなく、調湿効果や防音性能など様々な魅力があります!気になる方は、ぜひお気軽に佐藤ホームまでお問い合わせください。